ロンドンで生まれ、ドイツとニューヨークに学んだという、インターナショナルな人なので、あまり日本人が、とかは言いたくないのですが、でも、すごい快挙です。
オーケストラの一員となるのも初めてで、正式な団員となるのも、2年の試用期間後なのですが、ベルリンフィルの芸術監督、サイモンラトル氏の新しい風を歓迎する方針での決断だそうです。
樫本さんは、96年にロン・ティボー国際音楽コンクールのバイオリン部門で、史上最年少優勝(当時)を果たした人。兵庫の音楽祭では音楽監督を務めています。今住んでいるのは、ドイツ。国際派の彼ですが、サッカーなどでの日本とドイツの対戦では、やっぱり日本を応援するそうです。そして、「小澤征爾さんと共演すると、他の国の指揮者のときとは違う侍魂を自分の中に感じる。」と語っています。
アイデンティティは、やっぱり日本人なんですね。でも、ロンティボーのコンクールに出ていたとき、友人と結果の賭けを楽しんでいて、「落ちても人生終わるわけじゃないし」と思っていたというから、性格は大陸的なようです(小澤征爾さんと同じ?)!
これからの活躍、楽しみですね。